Brunnensteinの日記

後期吐死課程を経て春から大学教員デビューの日常

学会記1~大学院生の楽しみ~

 

いやー大学院生ってね,思ってたよりつまんないです!

こんなはずでわーーってかんじです!!

あなたの周りに大学院生っていますか?

あいつら何やってんだ?って思いますよね?

そんでなんか同窓会とかだと,インテリ風吹かせてきませんか?

そんで,なんかあなたは,闇雲に

「大学院生って大変なんだよね!理系であたまよくってすごいな~」

とか言ってあげてませんか?

奴らは文系学部卒をばかにしたりしますが,

基本的にろく仕事はしていません.

まあ文系をバカにするのは,普段

理系ってオタクでキモ~~

とかいう批判を受けての,敵対心によるところでもあるのですが..

研究ってカッコイイ!!ガリレオじゃん!!数学とかバンバン解いちゃうの?

と思ってくれる心優しい素直な人もいるかもませんが,

奴らのほとんどは小学生の自由研究の延長線のことしかやっていません.

そして,数学がバンバン解ける人なんてのはこの世にほとんど存在しません.

ノーベル賞を受賞した物理学者,ファインマンですら

数学を使って現象を考えるときは,エネルギー使う,と,

数学が得意などという概念について苦言を言っているのです.

アインシュタインですら,数学に苦しめられたと言っているのです.

 

思い出してください...

小学校の自由研究を...

アリさんは,何が好きなのかな???

と思ったあなたは,

砂糖,ドッグフード,石油,牛脂,醤油

を用意し,これにどれくらいのアリが集まるか調べましたよね?

そんで,ドッグフードに一番アリが集まりましたよね??

奴らがやっている事は,これとほぼ変わりません.

ただ,その対象がアリさんではなく,

ナントカ電池の中に使われている材料の構造だとか,

神の粒子だとか,

普通に生活してればよくわからないマイナー現象になっているだけなのです.

この業界じゃあ一角の人間なんだぜ

なんていうひとがごまんといるのです.

DNAの何とか鎖の何番目に変異を起こさせたエチゼンクラゲのフンの揺らぎ方

(この研究はフィクションです.実際の団体や研究などとは一切・・略)

に世界で一番詳しいということの,何がすごいのでしょうか.

同じフンの揺らぎ方でも,

いろんなDNAの変異や,いろんな動物について適応すればいくらでも

審査のない学会で発表ができます.

重箱の隅をつつくような研究をして,審査のない学会で発表して

教授という称号を一般人や学生に向けて振りかざし

えばっている人間の多い事.

くだらない研究に,授業料や血税が,文科省の予算が使われているのです.

くだらない研究を発表するために,海外にいくのです.

学部のころの指導教官がそうでした.私が生意気だったのでいじめられました.

もちろん一流の研究者となれればそうはいきませんが

ほとんどはこのレベルの有象無象たちなのです.

この程度の有象無象たちが,思い上がり,文系をバカにし

適当な知識で科学を語っているわけです.

 

私が,数学が苦手だとか言って逃げてきた人たちに言いたいのは

人間なんてみんなおなじ脳みそというハードウェアを持っているんだ!!

ということです.

誰もかれも,能力なんてかわりません.

性格が違うだけです.

頭のいい人は,物事を理解するとき,自分とは違う思考をしていると思うかもしれません.

しかし,絶対にそんなことはありません.

ある科学的な考察や結果にいきつくためには,

みんな同じ道筋をたどっていて,

その道筋は全て当たり前のことの積み重ねなのです.

でもでも,なんとか君はすごいもん!小学生の時にはもうフーリエ級数を理解してたって言ってたもん!

とかいうひとがいるかもしれません.

そんなあなたは,世の中には,自分を無暗に天才に見せようとしている人が

思っているより沢山いるということを覚えておくといいでしょう.

 

もちろん文系学部卒の方が大学時代はもっとなにもしていないのかもしれませんが

自由度の高い時間を,納得できるように過ごす事は難しいことですよね?

逆に奴らは,大学の課題をこなすことでしか生きている感覚を味わうことができない

そんな自分の寂しい性を客観視できていないのです.

そして遊んでいる文系全般をひとくくりに見下すことで

自己を肯定しているのです.

今度理系の院卒にエラそうな態度を取られたときは

スルーしてやってください!!

 

でもまあこんな程度の能力でも,社会的には堅実と認められ,

それなりの会社に入りやすい理系というのは

とても美味しい進学先だと思います.

将来が不安な人は本当にお勧めです.

理系の女性を支援する動きが強いので,

自分に自信のない女性には特におすすめです.

ただし,生物系は例外です.

 

とにかく,自分がすごい人間だとアピールしてくる人に,

大したやつはいません.

 

まあそんな理系院生たちは,それだけ荒んだ日常を送っているのです.

そんな院生たちの生活で,唯一といってもいいほどのご褒美イベント

それは,

国際学会

です.

 

私の彼氏,難関大の院生なんです~会社はM菱○○に内定してて~~

今度アメリカで英語で発表するみたいなんです~将来は~私も海外かな~なんて~~

なんて発言をたまに耳にしますが

え~英語でムズカシイ数学とか物理とかの話を,アメリカ人の前で発表~?

めっちゃ頭ヨサソウ~~

と思いますよね????

ナントカちゃんの彼氏ってすごいんだね~~

って言ってあげたことはありませんか????

また,

俺,今度アメリカの会議でプレゼンしてくるわ.

とか言ううざい会話に付き合わされたことはありませんか???

お,おまえってすごいんだな!大学もT大だもんな!!

とか言ってあげたことはありませんか????

しかし,奴らの9割がたはクソのような英語を話し,

質疑応答では

あーーえーーーもう一度いってもらえます?

を連発しているのです.

そして,学会などは研究室の教授がお金を持っていて優しければ,

誰でも行けるのです.審査なんてほとんどありません.(あるものもある)

しかも喋る内容は,全てパワポのスライド上に書き込み,

それをただ読んでいる人がとても多いです.

これは帰国子女でもなければ,T大だろうか,K大だろうが,そうです!!

いままで私のまわりは帰国が多く,いつも劣等感に苛まれてきましたが

今回日本人ばかりの国際学会にいったら

日本人の英語は,ほんとひどい....

私も全然ひとのこと言えないんですが...

日本人なりの英語があっていいじゃないか!

とは思うんですが,日本人の英語って他国と比べると

群を抜いてみっともなく,聞き苦しいような気がしてしまうのは

私が日本人だからなんでしょうか..同族嫌悪なんでしょうか..

 

まあ,それだけ理系院生はいじらしい存在なのです.

国際学会がうれしくてうれしくてたまらないのです!!!!!!!!!!

 

まず,国際学会にいくときのお金は

それなりの研究室に属していれば,研究費から賄われます.

自分のお金をかけず,旅行し,

その先で自分の研究をきいてもらって,

いろんな人と話せる,出会いがある.

加えて,観光もできて,美味しいゴハンが食べれる.

研究そのものを楽しむことも研究者の喜びかもしれませんが,

正直結果がでないと幸せでいられないのが実情だと思います.

良い研究をして,有名人になれば,研究費がはいるようになる.

そのお金で,国の政策に関わるような大きなプロジェクトの研究をやる,

世界各地を行き来する.

それが成功した研究者の大きな喜びの一つなんじゃないでしょうか.

私のボスはそんなかんじでイキイキしてるのですが,

正直そこまで憧れていないので,私は研究者に向いてないかもしれません.

 

次からわたしの学会記をかくかもしれません.

 

※もちろん優秀な院生や尊敬できる人もたまにいます.※