Brunnensteinの日記

後期吐死課程を経て春から大学教員デビューの日常

実験つれー

こんなものなのだろうか・・

私の実験は再現性を出すのが難しい.

何がこの現象の原因か先生たちもよくわかっていないので

対策も立て辛い.

とにもかくにも試行試行・・

そしてなんとかできたか・・という状態になって

丸二日の実験データ取得と,その膨大なデータ解析

そのあと先生にみせると

うーん,ここがダメだからやり直し.

この繰り返しだった.

先生はこのデータを出すことが簡単だと思っている.

だからものすごい量のパラメーターを試すように言われる.

はじめは,別の目的で実験をしていたんだけど

先生がとある現象を面白がりはじめて

これをつきつめよう.ということになった.

私はわけがわからなかったけど

一生懸命やってるうちにわかるようになるかとおもって

頑張った.

先生は何がおもしろいのか,なぜ再実験をするのか

質問しても教えてくれなかった.

そもそもこんな再現性のないことを無理くり合わせこむために

何度も試行するってことがとても科学的に面白いこととは思えなかった.

だけど自分がバカだからなのかと思ったし

頑張ればそのうち面白くなるのかもしれないと思っていうことを聞いた.

いうことを聞かなかったら,それよりいい研究テーマが思いつくともおもわなった.

先生は最初私にすごく優しくて先生を大好きで尊敬していたけど

それは私とあわよくばヤリたかったからで

ヤレそうもないとわかると

すごく冷たくなって,事務の女の子をあからさまにかわいがって

私をお局ババア扱いするようになり

地味にストレスを感じていたんだけど

私は嫉妬にくるったみみっちい女なのだと自分を責めてすごしてた.

もしかしたら私のために厳しくしてくれているのかもしれない

ほんとは私のことエロい目でみてないのかもしれない,自意識過剰なのかもしれない,,

とも思って混乱した.

指導教官は1日3時間睡眠でいつでもメールを返してきて

お前も若いのだからこの程度やれという態度だった.

死ぬまでこうして働かなければ,負け組なのだという考え方の人だった.

私は昔そういう考えに賛同するタイプだったので

とにかく深夜まで頑張ろうとした.

先生がたまに実験をするところを見に来るのだけどそのたびに

こんなもの大した作業じゃないじゃん.あっという間じゃん.

といつも言ってきた.

たまには自分で考えろと言われて

自分でやると,何勝手なことしてるの?と言われたし何も進捗にならなかった.

引っ越しの手伝いを,お前はやらなくていい,と冷たく言われたのでやらなかったら

あいつは何もしなかったと秘書の女の子にいってた.

現象がなぜ起きるのか,一向に示すデータはでてこなかった.

先生は一日3時間しか寝ないから,文句言えなかったし

自分は全然頑張ってないのだと思った.

 

わけのわからない現象についてわけのわからぬまま

ずっとずっと同じ作業を続けて

博士の学生としてすごく恥ずかしいと思えた.

何かをつかもうとして自分なりの考察をして持って行ったけど

失笑されてなじられた.

なんどもなんどもやり直しを命じられているうちに

認知機能が衰えてきて常にボーっとするようになり

ポカミスがものすごいことになり

データ整理が一向に進まなくなった

それで怒られて自己嫌悪した.

〇〇先生が,君のこと,あれでほんとに博士の学生なの?って言ってたよ.と指導教員に言われた.

私への不満を,ほかの人の悪口に変えて言ってきて,地味に刺さった.

私が落ち込んでるのをたまに

Bruさんが落ち込んでるの面白くてついいじめちゃう,ドSだからゴメンネ.

といって済ませた.

ドSと性格の悪さは違いますから.

でも素直にへこんだ.

先生は自己主張の激しい女を毛嫌いしてたから

これいじょう嫌われないようにしおらしくしてた.

たまに優しくされると,やっぱり先生は私のこと思ってくれてるんだ・・

と心酔した.

自分では1日にすごい仕事をしたいと思っていて,すごく集中すれば

私はすごく進められるはずだと思っているのに

全然体が動かなくなって,気づいたら鬱関係でネットサーフィンして

全然研究が進まなくて

自分はなんて自分に甘いのだろうと思った.

気づいたら朝起きても動けなくなっていった.

そしてまた自己嫌悪して

実験がうまくいかないのは

日頃の行いがよくないから神様が味方しないのだと思った.

そのままD4になってしまった・・・

 

今までの人間関係はいつもこういう要素があって

ある日ドカーーーーンとその人のこと突然嫌いになってしまうのだった.

私もある日を境に先生をめちゃくちゃ恨むようになった.(いまはふつう)

私が自立してなかったのがいけないのだろう.

 

私がいけない部分もいっぱいあるし

実験に一喜一憂してはいけないんだと

余裕のある計画をたてて

やるべきことを淡々とやるのだと今は思ってる.

なんでこの現象に意味があるのか,ってことは

私の勉強不足もあるから,たくさん論文を読むべきだったんだろう.

いまはだいぶ精神的に回復したけど

あの状態は研究室の鬱の典型的な路線だったんだなあと..

いままで失恋とか,思春期の黒歴史のほうが,

ツレー!しにてー!ウギャアアア!!

って感じのガッツリくる苦しみだったので

これと比べると気づきにくいのだが

こういうお仕事系の鬱ってのは,じわじわ来てるんだなと.

動けなくなって初めて鬱になったとわかるというか.

そして先生と精神的に決別することが重要なのだと思った.

嫌われてもいい,事務的に,いまはそれがまあまあできてるし

ムカツク,嫌いという気持ちのほうが大きい.

こういう教官は嫌いだと思えるほうがいいと思う.

 

だけど先生は博士の教育はそういうもんだと思っているんだろう.

 

なんか自分カワイソーみたいな日記をかいてしまったので

自己嫌悪ですが

今日,あのころやってた実験をまたはじめて

やっぱりなかなかうまくいかなくて,その時の事思い出して

泣きながらやっていた.

みんなもこんな実験なのかなあ・・

みんなはもっとビジョンがある実験してんじゃないかなあ・・

しかしこんな思いにとらわれそうになっても

とにかくいまは淡々と,粛々と・・・

一日一回は自分にいいことをして..

ドクターとれなかったら,内定してる企業にいけばいいだけ・・