Brunnensteinの日記

後期吐死課程を経て春から大学教員デビューの日常

「こころ」のKと博士学生

おそらく高校生の時の現代文の授業で夏目漱石のこころを勉強した人は多いと思うんです.

K,自殺までするかね?

ようわからんわ~

文京区のお気どりエリート学生のメランコリックな自己陶酔エピソードにも見えます.

ノルウェイの森的なかおりも感じられる・・

とも思いましたが

当時の現文の先生が結構アツかったのと,

精神的に向上心のないものはばかだ

という言葉にとても賛同する思春期だったので,

どこか心惹かれて印象に残っています.

 

Kってのは昔の偉人の本を読んだりして精神的に成長するのを良しとしていて

恋愛や遊びだと浮かれるリア充を軽蔑していたけど

お嬢さんに恋をしてしまって

そういう勉学の道も少しおろそかになるんですよね.

そこを,精神的に向上心のないものはバカだといわれ,

自殺してしまうわけじゃないですか.

 

これって!!!!!

博士課程の学生じゃねえか!!!!

と思った.

 

世捨て人となることを覚悟し,科学に命をささげます~という決意のもと

博士課程に進学した迷える子羊たちはその後

9割がた研究に行き詰まったり,金銭的に困ったり孤独を味わうわけじゃないですか.

その中でよう頑張れなくなったり

やっぱ普通の人生が幸せなのかもな?

とか思うわけじゃないですか.

わたしは博士進学直後に彼氏ができて,研究の馬力が減ってしまったんですよね.

そこを,

お前は,(自分は)研究に向上心がない!!!

と言われたり,自分でも思ったりするわけですよね.

そして,たくさんのひとが,アカデミックをやめていく!!!!

Kの自殺ってまさにそれと同じなのでは!!!!

と思ったら,うっ,うっ,,と涙がでてきました(自己陶酔?)

もっと早く死ぬべきだったとか言うなよ~~~

と思います.

漱石は文豪なんだろうけど,作家は正しい生き方示すわけじゃないよね.

生き方とか,こういう思想で生きてる人がいるんですよってことに

芸術性を持たせてキラキラさせる,かっこよく魅せるのが仕事という印象.

だから漱石の意図とか知っても,自分の人生にとくに役に立たんなあとおもう.

立つこともあるんだろうけど.

文学作品って,いつも振り回された感あるよ・・

意味深に見せかけて,理解するとカッコイイという風潮で,

ただのナルシスト自叙伝としか思えないものおおすぎ・・

閉塞感で終了!みたいな話,興味ないっす.

漱石こそ向上心がないのでは!!!!とさえ思う.

同じことで悩んでる人には発散になっていいと思いますけども.

芸術の前に感動するということはあるだろうけど.

 

夏目漱石って登場人物みんなすっごい孤独なかんじですよね・・

まあそんな読み込んでないんですが・・

頭でっかちアカデミアの鬱鬱スパイラル物語という印象です・・

 

占い師の母を通して金持ちの話を聞いていて知ったのですが

超金持ちって息子がニートになるケースめちゃくちゃ多いんですよ.

そして作家とかって,すごい金持ちの家に生まれてることが多いんですよ.

そんで,〇〇家は働く必要などない,なんて言ってるんですよね.

働くということは,労働者階級だと思ってる人が,現代にもいるんですよ!!

まじで!!!!!!!!!!!!!!!!

この日本を支える人々を,哀れな労働者だと思ってる人がいるんですよ!!

超おどろいた.

そんで、不思議なくらい精神病んだり、家族関係うまくいかない人多いんですよね。

そして、まいにち美味しいもの食べて、寝て起きて、お手伝いさんに何もかもやってもらう日常を送ってるんですよ。

なんにも、頑張らないんですよ。

親が簡単に何億も稼いだり、財産があったりするのに

自分ができる仕事でセコセコ頑張って年間数百万だとおもうと

頑張れないんですよね。

じゃあ好きなことやればいいじゃんとおもうけど、

やりたいことを本気で取り組める人なんて意外と世の中なかなかいないんですよ。

そういう日常の中で、彼らは

恵まれているようで、精神的には恵まれていないんですよ。

よく、平気でいられるな。と思った。

私は子供の時、幼稚園とか小学校いって遊んで、親と遊んで、アニメ見て…

という日々が幸せなようで、反面、虚しかった。

自分の存在に意味や目的が無いと思えて、

わけもわからないままこの世に存在させられてしまってる感覚で不安だった。

親はいつかいなくなる。

消費するだけの広がりのない生活、親に限定された日常が不安だった。

親に頼った世界にずっといるなんて

むなしくて、死ぬ!!!

なんで彼らは大丈夫なの??

親によって、子供によって違うの??

と思うけど、おそらく平気じゃないから病むんですよね。

たぶん人は自立しないと幸せになれないんじゃなかろうか。

だから、親が金持ちすぎる事って決して良い事ばかりじゃないんですよ!!

ほんとに!!これは一人の事例だけじゃないんですよ!

ほんとにこういう人いっぱいいるんですよ!!

お金って、適度がいいんですよ!!

 

そういう人たちが、自称高等遊民ってやつなんだなあと思った.

こころにでてくる、先生は、高等遊民なんですよね。

アマチュアの学者みたいなノリだったと現文の先生から聞いた。

 

いけすかねえ!!!夏目漱石!!!

高等ってなんやねん!!!

それにしても、夏目漱石ってアカデミアなんですよね。

ああーー匂うよおおおお

この尊大で虚しいかんじいいいい

アカデミアの香りな気がしてくるよおおおお

こころにでてくる、先生とかKの閉塞感って

極端に金持ちな名家の息子だからってのも関係あるんじゃなかろうか…と思いました。