Brunnensteinの日記

底辺アカデミアの日常@ババア遷移領域

実験するのしんどい

知り合いの知り合いということで知り合った研究者の人が

大学に遊びに来てくださったので

男女二人で話すだけだとまあ若干相手も気を使うやろうし

そんな盛り上がらない可能性が高くなる気もするので

学内の関連しそうな研究者に声をかけて,ラボツアー&飲み会を開いたのですが

この人が相当やり手で驚いたのであった・・

他の学科の教授も飲み会に参加してくださったのだが

「まさかBrunnenさんの口から〇〇先生が出てくるとは思わなかった・・

 〇〇先生と繋がれるなんて,Brunnenさん持ってるよ・・・」

と言われたのであった・・

飲み会はとても楽しかった.

 

その先生は丁度材料系の研究をしているので

工学部で応用に使うような人にばらまいて

沢山論文を出す体制を組むスタイルのようで

年間論文20本が目標らしい.

そんなに年もかわらないので,びっくりした.

自分は年3本もかけば

がんばったぞ~☆

と思っていたし

それで今の学科では一番優秀な雰囲気だったんですよ・・

指導学生は毎年主席というか・・

でも20本なんてとても無理!!

共同研究って大切なんだなあと頭を打たれたような感覚です・・

 

でもそれが材料系の強みなのでしょうな~~

総合工学みたいな分野だと,いろんな材料渡り歩けるが

自分が実働部隊になったり,人材確保して動かせないと論文出にくい.

 

その人は仕事も異様に早い感じがして

何もかも対応がはやく手を打ってくる感じがすごい.

こっちの研究室に来て見学して

あっというまに,じゃあこれを作るので

こういう研究しましょう

と簡単に話が進む.

それが,こっちも是非やってみたいようなネタでもある.

うちの学生にも思いやりをもって話してくれる.

 

私は大学の仕事だけで手いっぱいだし,学生指導もほんと大変だとおもってるし

学生のやることが成果にも直結しない,迂回停滞しまくって手間だけかかることがほとんどだし

思うように研究も進まないし

自分で実験しなきゃいけないとき腰がおもい・・

実験室ぐちゃぐちゃだし・・

学生が中途半端に管理してる謎システムで簡単に道具や装置も使いにくい・・

(これ助教の私が管理したほうがいいのかもなあ・・・)

着任して燃えていた時期と比べても

執筆ペースも落ちてきたかも・・

はあ・・しんど・・と思ってボーっとしちゃう時間もそこそこある・・

しかし,この人は何もかもやってるうえで

会社まで持ってるんですよ・・・・・・・・・

そんで年間論文20本・・・・

大型資金も死ぬほどとってて・・部下も秘書も雇っている!!

そんなに年もかわらないのに・・・

やばくない・・・?

どうすればそうなるのか・・・?

上には上がめちゃめちゃいるんだなあと思った・・

 

私ももっとPIになるような意識もってやらないと

一段階上にいかないんだろうな・・

でもそのペースでは生きれないかも・・・

自分の限界を感じる・・

まあでも人それぞれのスタイルはあると思うけど・・

学生時代は,自分の指導教官が一番すごいワーカホリックで成果も出す人だと思っており

最近は自分もそれに近いくらいの仕事ぶりはしているとおもっていたので

それで満足していたのだが・・・

元指導教官よりかなりスケールがでかい人だなと感じて

びっくりした.そりゃあ世にはいるだろうけど!!

物理的にその仕事量どうやって可能になるの!!と驚く.