Brunnensteinの日記

底辺アカデミアの日常@ババア遷移領域

結婚を思うと胸が苦しくなる

いつからだろうか

結婚式で満面の笑みで,

私幸せですとニカーーーーっとした新婦が

写真に幸せそうに移ろうとして,

結婚情報誌に影響されたわざとらしい表情をキメる新婦が

私は嫌いなのだ.

ドヤ顔スマイル

挫折をしらず,親に愛され,男性に愛され,

美人でもなく,特に努力もせず,身の程をわきまえず,

自分がプリンセスのように思い,皆に可愛いと思われている自信がある.

優遇され,男に遠慮せずにすんできた表情

女の中で自分は優れているという自信をもっているように見え

その傲慢さが嫌いだ.

こんな私は,結婚式に呼ばれるにふさわしくない.

まあ普通に嫉妬なのだろうと思うが・・

結婚式で,そのわざとらしいニカーーーーがある人は

体感1割以下くらいなので,全員に嫉妬していないということは申し添えておきたい.

 

私は,結婚にたいして屈折した気持ち悪い挫折感を持ってるんだなってことを

最近しみじみ感じている.

ケチな家庭で,親の家計を心配して生きてきた.

ケチな彼氏で,彼氏の懐を心配して生きてきた.

私なんかに気持ちよくお金を払ってもらえない,

私の体験とか喜びは軽んじられる

仮に奮発してもらっても,

それは台無しになる

という予期をもっている.

いつだって何かしらのケチがついて

それは嫌な思い出になってしまうのだ・・

だから,最初から,いらない,

ペアリングも,クリスマスディナーも,婚約指輪も,結婚式も,新婚旅行も,

いらないね!!

私って,お金かからなくって,偉いでしょ!堅実で,いい女でしょ!

それでも別に,愛されなかった.

それが,実は結構辛かったんだなと思った.

しかし,同様に彼氏がケチでも

そこまで遠慮しすぎず屈折しすぎず

のびのびと幸せになっている女性はいるものだと思う.

なぜ私はこうなのだろうか?考えたい.

 

私はずっと自己肯定感が低かったし,今も低いと思う.

前の彼氏と付き合っていた時

本当に割り勘だった.

元彼は損得勘定が強い人で,いつも脳内で金銭の計算をして

きっちり平等になるようにしていたと思う.

それなのに,女の献身,サービスは過剰に求めてくる人間だった.

私は,ずっと好きな人と付き合えたことがなかったから

この人と別れてはいけないと思っていた.

エネルギーの無い人で,私を喜ばせるためにしてくれることの規模が

ものすごくしょぼい人だった.とにかくお金でも損をしないようにしているし

労力もケチっているのが透けて見えるので,別に嬉しいと思えなかった.

だけど,まあ贅沢を言っていると結婚出来ないのだと思った.

暴力振るわれているわけではないし,浮気もしないし

顔は好みだし,まあまあエリートだった.

しかし,女を見下していたし,私のことを下に見ていた.

私のキャリアを何の意味もないものだと思っていて

私の苦しみや悲しみを,バカ女の幻想だと思っていた.

だけどまあ,この人が女を見下していることと

私の本来の価値,人間としての尊厳は,独立だと思っていた.

人生で私の気持ちをわかってくれた人なんてめったにいなかったし

親だってそうだったし

そんなとこ我慢すればいいだけだ.

私の考えなんて,誰もわからなくて当たり前だ.

でも,ちがった.

こういう人と一緒にいると,心はすさんでいくのだ.

本当に結婚しなくてよかった.

3か月で別れるべきだった.

でも,そんなことって,自分が本当に気づくまでは

別れられないものなんだ.

 

元カレと付き合ってた時

私は婚約指輪貰えないんだな~いやまあほしくないけど

博士課程だし貧乏だし,そんなところに価値見出してる路線はすてた

だけど,友達も妹も,みんなもらってる.すごくいいやつ.

インスタもTwitterも,いい奴貰ってる人ばっかり.

みんな派手な結婚式して

私はしない.したくないからいいけど.

クリスマスは私が手作りして

自分がプレゼントしたら,それとかっきり同じ値段かそれ以下のものが

数か月後もらえたり貰えなかったりして.

でもいいんだ.プレゼントもらうために付き合ってるんじゃないし.

この人が好きだから一緒にいれること感謝しなきゃだし

と思っていたのだが,

ほんとうに一緒にいると,ギューーーーっと胸がつぶされそうになって

自分がみじめで,情けないダサい女に思えてくるのだ.

驕らない男は論外だという女がよくsnsで炎上する.

わたしはちがいます.私はえらいです.そういう女じゃない.

だから愛して!

だけど,別に愛されてなかった.

奢らない男は論外だと,立ち去る女は正解だった.

いや,割り勘だっていいのだ.

それ抜きにしても,あいつは,私を喜ばせる気持ちが,本当に少なかった.

 

いまの彼氏は,ありがたい.

私より年収が低いのに,お金を出してくれようとするし

いろいろ連れて行ってくれようとするし

前向きな声かけをしてくれる

寝かしておいてくれる

ご飯を作ってくれようとする

車の足元にクッションとかおいてフルフラットで寝かせてくれる

おいしいところにつれてってくれようとする

会いに来てくれる.

プレゼントをくれる.

家賃払ってくれようとする.

家具買ってくれようとする.

なんてありがたい.

 

だけど,なんかまたあのときみたいに

キューーーーーーーーーーーーーーー

とみじめな気分になるときがあるのだ.

これは,私の問題なのだ.

 

きっと,彼氏は貧乏だから,婚約指輪買いたくないはずだ・・

婚約指輪をかってもらってしまったら

愛情が減ってしまう気がする.

わたしのわがままにつきあわせて,愛情がへる.

わたし婚約指輪なんてほしくないのに.

でも世の中のひと婚約指輪当然のように買ってもらって

幸せそうなのに.

なんで私はそうなれないの.

汚い指.ほしい指輪は高すぎる.ねだれない.

彼氏はバツイチだから,婚約指輪二回目なんだ・・

結婚式も二回目なんだ・・いやだ..むかつく・・

結婚式の時,この人は二回目なんだとおもいながらやるの

しんどすぎる・・気分悪い・・

戸籍謄本に元嫁の名前みたくない・・

転籍してくれるかな・・

って考えちゃう.

こんなこと考えたくない・・もう嫌だ..