アカハラで検索すると
我慢しろという意見が圧倒的ですよね.
でも絶対我慢しちゃいけないなと思いますね.
ほんと・・・我慢しなければよかった・・・・・・
なぜ多くの人が我慢しようと思うのかというと・・
・専攻で腫物扱いされる
・バカでサボり学生だから先生に嫌われているだけなのに逆ギレしている
痛いやつだと思われてしまう.
・そもそもこの世界で生きられなくなってしまう
・博士が取れなくなってしまう.とれるまで我慢しなきゃ・・
・度胸がない
>・専攻で腫物扱いされる
>・バカでサボり学生だから先生に嫌われているだけなのに逆ギレしている
痛いやつだと思われてしまう
まあされますが,そんなことは些細なことなのです.
世の中いろんな学生がいて,人は面倒ごとが嫌いなので
別にあなただから腫物扱いされるわけじゃないのです.
そして,教員のほうに問題があるケースもたくさんあるので
とにかく声をあげるべきです.
自分がどんな対応をしたか,どう思ったか,ということを
誠実に語り,この学生はまともだと思ってもらうことはできます.
その後,研究室を移った際にしっかり努力して,
真面目に頑張る人だと思ってもらえれば腫物扱いされることはありません.
その後真面目に仕事をして,評価をされ,
この世界で居場所を獲得することがアカハラ教員への最大の復讐になります.
アカハラ教員から学んだなけなしの知識やテクニックがあった場合も
もう共著者だとか共同出願だとか,執筆の可否など確認などはせず
勝手に出してしまいましょう.
何もかもボスが悪いのです.
私はいまだにD論の内容をボスと共著にして出そうとしているものがあるのですが
「Brunnenさんめっちゃ優しいね!まじめだね!そんなことしなくていいのに!」
といろんな人に言われます.
もうボスに学んだものを全部自分が学んだと言い張ればいいのです.
アカハラ教員の生きるフィールドで,むしろ存在感を示してやりましょう.
そして,アカハラ教員は共著にいれず,あいつのとこどうしたのかな
と学会に思わせましょう.
これも最大の復讐だし,むしろメリットなのです.
ずっと仲良くしていたら,ボスの金魚のフンとしてしか認識してもらえなかったかもしれません.
踏み台にしてやらなければいけません.
藍より青くならなければなりません.
何年かのち,アカハラ教員より,自分に人望がついてくるのは間違いのないところです.
自信をもって離れましょう.
鬱になっていると,研究室を移った後に頑張れる自信がない場合があります.
かならず鬱の診断書をもらいましょう.
むしろ鬱になっている場合のほうがアカハラと戦う場合は強いです.
こういった辛い戦いの後,鬱がよくなれば,必ずまた頑張れます.
>・そもそもこの世界で生きられなくなってしまう
今は狭い研究室にいるからそう思うかもしれませんが
一度組織が違ってしまえば,ボスに嫌われたからといって生きられなくなることはありません.
いくらでも別の似た学会,資金提供先があります.
同じような,似た分野の研究してる人なのに,学会で全然会わないひといますよね?
ちょっとコミュニティを鞍替えすればほぼ会わなくてすみます.
あったって,近眼を理由に気付かないフリでもしとけばいいのです.
黙って立派な研究をして,英語の立派な論文誌に黙って投稿してればいいのです.
この業界の超大型資金の審査員をしているパターンもあるでしょう(うちもそうです)
でも別に,大型資金はそれだけじゃありません.
審査員はボスだけじゃありません.
ボスと仲良くしてればコネで仕事をもらえるかもしれない,得かもしれない
いつかなんかいいことあるかもしれない・・
思って私も離れられませんでした.
コネでボスからもらった仕事で喜んでいるうちは立派な研究者じゃありません!!
あったとしても,あいつは若い女だから・・あいつはあそこの研究室だから・・
と思われるだけです.実際そうですし.
いつかいいことなんて,ほぼありません.今が最悪なのだから!!
いつか良いようにしてやるよ・・・と言いながらアカハラする人でした.
そんな関係なら,切ってしまったほうがいいのです.
どっちみち,いつか自分でテーマを生み出して,自分で研究を遂行するようにならなくてはいけません.
ボスからいじめられて,訣別することは
きっとそういう研究者になるための準備になります.
最高のボスにかわいがられて,いつまでも蜜を吸っている奴が羨ましいでしょう.
しかし,そういうやつよりも絶対的に早くあなたは自立し,覚醒することができます.
ボスよりも,自分のほうがまともであるのなら
いつか誰かが評価してくれます.
>・博士が取れなくなってしまう.とれるまで我慢しなきゃ・・
そもそもボスが博士を与えないつもりである場合
オーバードクター年数が増えて取り返しがつかないことになります.
なるべく早い段階で見切りをつけたほうがいいですが
早く見切りをつけると,深刻さを周りにわかってもらえないという問題もあります.
周りに相談しても,深刻な状況かどうかが判断がつかない場合があります.
特に旧帝大などだと,実力もなく怠け癖もあればドロップアウトするのは普通なので
そういう人間なんだろう・・・と思わせるような指導放棄がなされてしまうと
自分でも,指導教員に問題があると気づけない場合があります.
博士がとりたい,研究者になりたいと思って
同級生がカネと女を享楽するのを横目に
特に美味しくもない博士課程に進み,苦しみながら耐えている.
先生に対してはいつも気を使って,機嫌をとっている
頑張っているはずなのに,どうにもならない・・
どんなに今の研究の状況が悲惨だとしても
おそらくあなたは日本で最も真面目な人間のうちの一人です.
ただでさえ真面目な日本人の中の!!!最も真面目な人間のうちの一人!!!!
地球人で最も真面目な人間のうちの一人なのです!!!!!!!!!!!!!!!!
そういうときは,あなたには指導教官の指導能力を責める権利がある,
研究室を移るべきであると考えていいのではないかと思います.
責めないにしても
適切な指導を受けれていない,相性が悪い,だからどうにかしてほしいと
助けを求める権利が絶対にあります.
>・度胸がない
まさか,本当にボスが私に悪意で接していると信じられない
そう信じたらショックなので,ごまかしている場合があります.
浮気やDVされてるのに離婚できないような感じです.
また,喧嘩することに慣れていないのです.
でも,これは社会に出る前の関門なんだと思います.
親殺しはあらゆる物語に通じる,大人になるための通過儀礼です.
ボスを殺して,大人になりましょう.
常に録音をし,記録をつけ,メールはすべて保存し
どう思ったか,資料などに整理しましょう.
鬱の診断書をもらいましょう.
あからさまに怒鳴られたりしない場合,説明しにくいために
わかってもらえないとあきらめてしまう人がおおいです.
それであきらめてはいけません.
丁寧に何を言われ,どう対応され,どう感じたかを
文章でまとめていくと,必ずわかってもらえます.
ツイッターの鍵アカウントに愚痴をかいていたら
その履歴をダウンロードして提出しましょう.
誠実な学生として対応し,相手の失言を記録しましょう.
いつかあなたが絶対に勝つ日がきます.
在学時は,どんなに努力しても,ボスには勝てないんだろうなと思っていたのですが
アカハラを受けたことで
私は絶対にコイツに勝って,踏みにじることができるほどの力を手に入れなくては
耐えられないと思うようになりました.
そうしたら,いつのまにかボスなんぞ,大した研究者じゃないなと思うようになりました.
私の研究能力が飛躍的に変化したわけではないのですが
心の持ち方が変わることで,物事の遂行能力が格段に変化しました.
隷属した精神ではわからなかったのですが
心が自立したら,いかにできないボスであったかわかるようになったのです.
こういう経験を考えると
アカハラを受けて,訣別したことにも意味があったなと思えています.
このように,ひどいアカハラをどうにか攻防し
どうにか一人で研究をしなくてはならないと悩みぬいた後は
自分のサバイバル能力に自信をもつことができると思います.
きっと同級生よりも,気迫のある研究をあなたはしているでしょう・・・
そして,これからボスよりも強く有能で善い大人にならなければいけません・・・